法令解釈

 

法令解釈とは、法律の条文や規定の意味を具体的に明らかにすることです。すなわち、租税法に則していえば、課税等要件を定義することです。

 

例えば、所得税法第33条《譲渡所得》第1項は、譲渡所得とは、資産の譲渡による所得をいう旨規定していますが、「譲渡」という用語の意義は、所得税法において、定義規定はありません。

この「譲渡」という用語の意義を定義することが法令解釈です。

 

ちなみに、この「譲渡」という用語の意義、すなわち法令解釈について、最高裁判所昭和50年5月27日第三小法廷判決は、所得税法第33条第1項は、譲渡所得とは、資産の譲渡による所得をいう旨規定しているところ、譲渡所得に対する課税は、資産の値上がりによりその資産の所有者に帰属する増加益を所得として、その資産が所有者の支配を離れて他に移転するのを機会に、これを清算して課税する趣旨のものであるから、その課税所得たる譲渡所得の発生には、必ずしも当該資産の譲渡が有償であることを要せず、したがって、所得税法33条に規定する資産の譲渡とは、有償無償を問わず資産を移転させる一切の行為をいうものと解される旨判断しています。 

 

作成日:令和7年9月24